なんそれ?のつづき

今回もさんぺーじのブログを
ご覧いただきありがとうございます✨

さて、少し間が空いてしまいましたが💦
前回「結納」について軽く
解説させていただきました!

続く第二弾は「結納品の意味合い」について
解説したいと思います😊

品物にもちゃーんと意味や由来があって
それを基に結納品を納めるわけです。

今回は九州の結納品の一部をご紹介します。

▶︎目録・茂久録(もくろく)
結納品の内容を記載したもの、簡単に言えば結納品の「納品書」のようなものになります。結納品と共に女性側に納められます。

▶︎熨斗(のし)
あわびを延ばしたもので、長生不死の象徴とされています。

▶︎結納金(ゆいのうきん)
本来は帯や着物の小袖を贈っていましたが、大正時代頃に“このお金で好みの帯や着物を買ってください”との意味からお金に変わりました。今でも帯や着物を贈られる場合もあります。「小袖料(こそでりょう)」と呼ぶこともあります。

▶︎御知家(おちゃ)
お茶のこと。「何度も出ないように」という意味から「これで結婚を決め、再度こうした儀式を持つ必要がないように」という気持ちが込められ番茶が使われます。
ちなみに白丸をつけている箇所が全てお茶が入った筒になっており、結納をお披露目する習慣のある地域の場合には、結納を観にこられた方へお土産にお茶筒をお渡しします。

▶︎家内喜多留・柳樽(やなぎだる)
柳でつくられた酒を入れる樽のこと。朱塗りの柳で作った樽に入れた酒や一升と一生を掛けた縁起物として一升瓶で用意され、夫婦一対でお酒を酌み交わすことから1対(2本)で持参されます。「角樽(つのだる)」と呼ぶこともあります。

▶︎結美和(ゆびわ)
婚約指輪を結納品に加える場合もあります。

▶︎高砂人形(たかさごにんぎょう)
共に長寿を願う祈りを込めて、尉(じょう。老翁。)と姥(うば。老婆。)を飾ります。

▶︎寿留女(するめ)
鯣(するめ)のこと。長期保存に耐える食品として、不時の備えをかためるという意味を持っています。

▶︎子生婦(こんぶ)
昆布のこと。子孫繁栄を願って贈ります。また「よろこぶ」にも通じます。

▶︎友白髪(ともしらが)
夫婦となる二人が共に白髪になるまでいつまでも仲良く暮らしていくことができるように、長寿と夫婦円満の願いが込めて贈られます。白髪に見立てた麻ひもを一対にして使います。

▶︎寿恵廣・寿栄広・末広(すえひろ)
純白無地の扇子です。潔白無垢と末広がりの繁栄を願って贈ります。

▶︎家慶鯛・賀慶鯛(かけだい)
本来は雄と雌の真鯛を贈ります。「目出鯛(めでたい)」「家喜鯛(やきだい)」と呼ぶこともあります。

▶︎二見ヶ浦(ふたみがうら)
二つの岩が寄り添うように見える夫婦岩を模して昆布を使い縁起の良い品として贈られます。

▶︎島台(しまだい)
「州浜」をかたどり、左右に曲線の出入をつけた台に足がついたもので、台の上には、松竹梅などの木を立てて、景物の造りものなどを添えた品になります。
宴を祝い、両家の多幸を願うものとしてしつらえたものです。

結納は、地域や家系、宗教などによって多種多様なため
同じ意味でも表記や読み方に違いがあれば
地域によって習慣や由来も様々です。

また、現代の生活様式に合わせて
原物の代わりにお金を包むなど
簡素化して贈られることが多くなりました。 

この投稿をご覧になられた方のお住いの地域がどのような結納を行うのか調べてみると
また新たな発見があるかもしれません👀

夏の自由研究などで、伝統文化を調べてみると
奥が深く日本をより知ることができそうですね📖

昔から日本人は相手の多幸を願い
細やかな心遣いをしながら
真心を贈り合う国なんだなぁ〜✨
と内容をまとめながら改めて感じました☺️✨

現代の風潮と共に
無くなりつつあるもの、変わりゆくもの
ありますが伝統があって今があるなら
その“心”は大切にしていきたいですね✨

第一弾は「結納」について
第二弾は「結納品の意味合い」について
書かせていただきました✏️
最後まで読んでいただきありがとうございました😌✨


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3page

はじめまして!3page(さんぺーじ)です。 ある時は、アクセサリー作家。 ある時は、水引細工の職人。 ある時は、エアブラシペインター。 ものづくりやアートに関する活動を行っています。 SNSにて作品紹介やブログ投稿をしていますので ぜひご覧くださいませ。 手作りならではの温かみや想いを感じでいただけましたら幸いです。